第 74 集 (2010年08月)

□ 広島・韓国青少年囲碁交流 - 2010 -
         総勢 32 名 釜山・大邱を転戦

  2005年にはじまった広島・韓国青少年囲碁交流は、今年 6回目を迎え 広島の小中学高校生 23名と役員・付き添い 9名の合わせて 32名が 8月 7日(土)から 11日(水)までの 5日間 韓国に遠征しました。
  関釜連絡フェリーで 8月 8日(日)朝 釜山についた一行は、同日午後 市内の金蓮山青少年修練院で顔合わせをしました。
  そしてハンディなしの「互い戦」と「ハンディ戦}で対局を行い、「互い戦」では 広島側の 7勝 16敗、「ハンディ戦」は 8勝 15敗と負け越しました。
  釜山側の参加選手の中には 10日前にソウルで開かれた「世界子ども囲碁大会」で優勝したという申真謂(シンジンソ)君(アマ最高位の7段・小学4年生))も含まれていて、城北高校 2年の大瀬和也君と手合わせしました。
  又、韓国側最年少の李海深(イヘウォン)君は 7歳の幼稚園児。あどけない表情で対局に臨んでいましたが、囲碁をはじめて 1年で、1級の腕前だったそうです。
  一行は対局に先だって 午前中 釜山タワーや釜山港に浮かぶ景勝地影島を見学したほか、夜は釜山広域市韓日親善協会主催のパーティに出席しました。

対局前の説明
四方指導員(右)

釜山側は年少者が目立った

釜山側の家族も---

「互い戦」と「ハンディ戦」

広島側は 23名
小学生 6名

中学生 13名
高校生 4名

正式対局は
広島 7勝16敗 8勝15敗

釜山の最少年は
7歳の幼稚園児

子ども囲碁世界チャンピオンと対する
大瀬和也さん(右)

釜山での歓迎晩餐会
(8月8日)

豪華な食事に大喜び

あちこちで---

笑顔、笑顔

晩餐会のあと記念撮影

釜山タワー

タワー下で記念撮影

景勝地 影島で---


この日の昼食はビビンバ

 

 釜山での交流対局を終えた一行は 翌 9日(月)昼、バスで大邱広域市に着きました。
  大邱では、囲碁協会会長で徳榮歯科病院の李在允院長が経営する医療ビルの 7階が対局場となりました。
  李院長からサンゲタンの昼食のもてなしを受けたあと対局に移り、釜山と同様「互い戦」と「ハンディ戦」を行いました。
  こゝでは広島側が 12勝 11敗、11勝 12敗と健闘しました。
  これ迄の囲碁交流で、広島側が韓国勢と互角の成績を残したのは今回の対大邱戦がはじめてです。
  これについて同行した日本棋院広島県本部の四方治雄指導員は「広島側の実力を知って 大邱側が選手のランクを下げたのだろう」と「大邱側の広島への配慮」と読んでいました。
  大邱会場では、正式対局を終えた参加者達が、碁盤を囲んだり、座り込んだりと、あちこちに交流の輪ができました。お互いに言葉は通じないものの遊びを通じて心を通わせていました。 遠征を通じてハートツーハートの交流ができたことを主催者側は高く評価しています。
  大邱でも大邱日本協会の鄭台一会長、李庸悳(イヨンドク)事務局長、李在允院長らのご好意で、歓迎パーティが開かれたほか、古都慶州の仏国寺や古墳公園を見学するなど、充実したスケジュールでした。
  今回の韓国訪問には広島県国際課のご協力で、国際交流員の李ヨンキョンさんに通訳として同行していただきました。
  また、共催していただいた日本棋院広島県本部のほか、参加者、ご家族の皆様のご協力にも感謝します。

大邱での昼食はサンゲタン
(8月9日)

囲碁協会会長の
徳榮歯科病院李在允院長の
ご好意で---

対局はここでも
「互い戦」と「ハンディ戦」

大邱戦の戦績は---

広島側 11勝12敗と
12勝11敗

対局のあとは---

あちこちに遊びの輪が---

日本協会主催の夕食会



慶州・古墳公園の天馬塚で---
(8月10日)