広島で公開されている、もしくは今後公開される予定の韓国映画の紹介です。
上映時刻などは、八丁座・サロンシネマのホームページでご確認ください。
「密輸 1970」
映画『密輸1970』公式サイト:https://mitsuyu1970.jp/
(2023年/韓国映画/2時間09分/カラー/シネスコ/KADOKAWA)
公式ホームページより
平凡な海女が密輸!? 巨額の金塊を巡る、騙し騙されの大乱戦!
実話から生まれた予測不能な海洋クライム・アクション!
ごく平凡な海女が身を投じた密輸ビジネス。
クセモノたちが繰り広げる命懸けの大乱戦をサバイブし、最後に笑うのは誰なのか――!?
頭が切れるチュンジャに『国家が破産する日』のキム・ヘス、
責任感の強いジンスクには「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」のヨム・ジョンア。
互いへの猜疑心に揺らぎながらも、
海女としての意地とプライドを爆発させるクライマックスが熱い興奮を呼び起こす。
更に、「ムービング」のチョ・インソン、『ただ悪より救いたまえ』のパク・ジョンミンらが顔を揃えた。
監督は、『モガディシュ 脱出までの14日間』のリュ・スンワン。
70年代の音楽とカラフルなファッションを全編にフィーチャーし、レトロポップな映像世界を創出した。
2023年サマーシーズンの韓国で500万人以上を動員した大ヒット作がいよいよ上陸!
「WALK UP」
映画『WALK UP』公式サイト:https://mimosafilms.com/hongsangsoo
(2022年/韓国映画/1時間37分/モノクロ/16:9/ミモザフィルムズ)
監督・脚本・製作・撮影・編集・音楽
ホン・サンス
出演
クォン・ヘヒョ、イ・ヘヨン、ソン・ソンミ、チョ・ユニ、パク・ミソ、シン・ソクホ
公式ホームページより
それはモノクロームの儚い夢か、それともパラレルワールドか
迷える映画監督と4人の女たちが織りなす映像世界
ベルリン国際映画祭で銀熊賞を5度受賞した名匠ホン・サンス監督の長編第28作目となる本作は、都会の一角にたたずむ地上4階・地下1階建ての小さなアパートを舞台にした人間ドラマである。
映画監督のビョンスは、インテリア関係の仕事を志望する娘のジョンスと一緒に、インテリアデザイナーとして活躍する旧友ヘオクの所有するアパートを訪れる。そのアパートは1階がレストラン、2階が料理教室、3階が賃貸住宅、4階が芸術家向けのアトリエ、地下がヘオクの作業場になっている。3人は和やかに語り合い、ワインを酌み交わすが、仕事の連絡が入りビョンスはその場を離れる。ビョンスが戻ってくると、そこには娘のジョンスの姿はなく…。
アパートの階をひとつずつ上がるごとに、いつしか物語は4つの章へと枝分かれし、ビョンスと彼を取り巻く女性たちの人間模様は予測不能な方向へとねじれていく。果たしてこれは“もしもの人生”を提示したパラレルワールドなのか、それとも…?ユーモア溢れるトリッキーな仕掛けから、芸術家たちの葛藤やささやかな喜び、そしてままならない人生の本質が浮かび上がっていく。映画監督ビョンスに扮するのは、ドラマ『冬のソナタ』(02)のキム次長役で知られ、Netflixドラマ『寄生獣 ―ザ・グレイ―』(24-)などで活躍するクォン・ヘヒョ。ホン・サンス作品では『それから』(17)以来の単独主演を務めた。さらに韓国を代表する名優イ・ヘヨンや、ホン・サンス監督常連俳優のソン・ソンミ、チョ・ユニらが脇を固め、迷走中のビョンスの人生を揺らめかせる。